塾長の私が進路相談に使っているサイト:志望校探し編

鳥取県倉吉市で進路相談・学習相談の塾を運営しているドリームラーナーズです。

 

インターネット上には進路を決めるために役立つ情報が溢れています。生徒にもそうした情報サイトについて「教えてください」と言われることがよくあります。

 

もちろん教えます。しかし生徒任せにすることは決してありません。なぜなら「情報を探す」という行為には成熟したリテラシーが必要だからです。高校生にはハードルが高い行為なのです。

 

そのためドリームラーナーズでは、情報サイトを教えるだけでなく、そのサイトをつかって生徒と一緒になって情報を探すことをしています。このステップを踏むことで、生徒のリテラシーが徐々に高まり、やがて主体的に自らの将来の夢のために情報収集する習慣が身についていきます。

 

塾で行っているマンツーマンの指導とまではいきませんが、日本全国の高校生のために、塾長の私が進路相談に使っているサイトを解説していきたいと思います。

 

今回は、学校探しに役立つサイトです。

 

パスナビ:受験戦略立案には欠かせません

このサイトを使う目的

「パスナビ」

 

「将来の夢」「学びたいこと」といった志望が定まってきた生徒と一緒に、実現可能な勉強プランで合格を目指せる大学を探すために使っています。つまり「受験戦略」を立てるうえで役立つサイトです。

 

「受験戦略」には非常に役立つ一方で、志望が定まっていない生徒が『パスナビ』を使うと、学びたいことが学べない大学を目指すことになり後悔します。受験生活の最初期につかうことはおすすめできません。

 

また「学びたいこと」を軸にした検索機能も弱いです。学部・学科レベルでしか探すことができません。学びたいことは、具体的にして教授レベルでのマッチングを考えるべきです。なぜなら、大学の価値は「授業」よりも「教授に直接質問できる」あるいは「ゼミで密度の高い教えを受けられる」ということにあるからです。学びたいことが学べる大学かどうかを判別するには、学部・学科レベルの情報では不足なのです。

 

ただし、「取得できる資格」を軸にした検索機能を使って、具体的に将来の夢に近づくことができる大学を探すことは一手です。場合によっては、「資格」が将来の夢にとって不可欠な場合もあります。

 

 

機能について一言

「偏差値●●の●●学部」というような素朴な受験戦略しか立てていない生徒は、パスナビの検索項目を一通り眺めておくといでしょう。一般的に志望校を決める際に考慮すべき項目が網羅されており受験戦略のヒントになります。

 

また、パスナビに出てくる検索項目は大学受験生なら知っておくべき単語ですので、暗記するまでせずとも、知らないものは一度調べてチェックしておきましょう。そうすれば受験戦略の幅が広がります。

河合塾52スクールの「学部・学科研究」:学びたいことがみつからない生徒のために

このサイトを使う目的

「河合塾52スクールの学部・学科研究」

 

「大学は学問のためだけに通う」という感覚は過去のものとなっていますが、大学生活の大部分を占めることとなる授業に興味が持てないと、苦痛な時間を過ごすことになります。そればかりか、その後の人生でも大きな差をつけられてしまいます。なぜなら、興味をもって大学授業に取り組んだ人は、大学教育というコストのかかった時間を過ごさないと得難い知識をもっているからです。「学校の勉強は社会で役立たないよ」と言う人もいますが、確かに社会に出たばかりの新入社員のころは知識は重荷になります。しかし、仕事に慣れてきたときに、惰性で仕事をするのではなく更なる高みを目指すためには、経験にプラスアルファする知識が必要です。このことの証拠として社会人大学生が今増えています。わざわざ働き盛りの時間を勉強に費やすのではなく、大学生のうちにしっかりと勉強しておきましょう。

 

前置きが長くなりましたが、つまりは自分の興味をもてる学問領域を見つけ、それが学べる学校を探すことが学校探しの要点です。河合塾52スクールの「学部・学科研究」では、55の学問領域を網羅的に解説しています。

 

「学びたいことがない」と生徒が言う場合には、今興味があることを手掛かりにして興味がありそうな学問領域の解説をじっくり読んでもらっています。文章が少々難しいので読むのは大変かもしれませんが、読解力を鍛える練習だと思って読んでください。

進学ナビの「専門学校検索」:専門学校に行くなら目指す職業を具体的に

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「進学ナビの専門学校検索」

 

専門学校に行きたいというモチベーションを詳細に見ると生徒それぞれ個性的ですが、全体を見渡して共通しているのは「仕事に直接役立つことを学びたい」ということに落ち着くように感じています。

 

専門学校に行きたいという生徒がいた場合、18歳の段階で進路の選択肢を狭めることの利益とリスクを理解してもらったうえで、進学ナビを一緒に見て視野を広げてもらいます。というのも、高校生(特に地方の高校生)が知っている職業は美容師や医療・福祉くらいに限られているからです。

 

進学ナビのよいところは、例えば「自動車」という高校生でも思いつく単位から職業を絞り込んでいけるところです。そして、第二段階で「自動車整備士」「板金塗装」「カーデザイナー」など高校生には思いもつかなかった職業の存在を教えてくれます。専門学校を目指すのなら、業界のその職業に絞るのはなぜなのか?ほかの職業ではだめなのか?まで説明できるようになっておかないと困難にぶつかったときに迷って挫折します。興味ある業界なら、知らない職業を無視するのではなく、検索してチェックしておきましょう。もしその職業に就かなかったとしても、同じ業界なら関わることになるので損ではありません。

 

このように役立つ面もある進学ナビの「専門学校検索」ですが、各専門学校についての掲載情報は広告の色合いが濃い点は注意が必要です。客観的事実のみを冷静にチェックしていきましょう。主観的な情報は自分の五感でチェックするのが一番です。

「楽して」「無料で」得られる情報には要注意

今回は志望校探しのために役立つインターネットの情報源を紹介しました。

 

しかし「楽して」「無料で」得られる情報は発信者の意図が仕込まれており客観性は低くなっています。またノイズのような余計な情報で意図的にあなたを迷わすようにできています。

 

それというのも発信者は、あなたが情報を得られるようにするためのコスト負担をしているからです。あなたが発信者の意図に沿った行動をすれば広告収入が入るという仕組みです。たとえば、華々しく特集企画されているページに、まさに企画のないように合った学校の資料請求リンクがありませんでしたか?検索結果に「おすすめ」として表示されている学校がありませんでしたか?あるいは、検索結果の順番もなんらかの意図があるかもしれません。このように「楽して」「無料で」得られる情報は歪んでいます。

 

ですので、進路という重大な意思決定の根拠にする情報には、「苦労して」「有料で」得た情報も含まれているのが望ましいです。その最たる例が「現地に見に行く」でしょう。

 

「苦労して」「有料で」情報を得るにしても、やみくもにやっていては埒があきません。コツがありますが、その話はまたの機会に。

 

あなたと共に未来を創るパートナーのドリームラーナーズでした。